marie.メモ

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静岡の有名ハンバーグ「さわやか」

www.nikkei.com


さわやかといえば超有名ハンバーグレストラン。
東京でも知っている人も多いのではないでしょうか?

現在33店舗、年間600万人が訪れる大人気レストランです。
日曜夜、21:00時点でも30分待ち以上の店舗が4店舗もあるようです。

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600万人を33店舗、1組4人ずつと仮定しても
1日124組の顧客を案内していることになります。

これだけ人気があるならば
単純に考えると店舗数を増やしていけば売上高はあがるはずですし
静岡よりも人口の多い関東圏や関西圏に出店すればより多くの来店数が見込める可能性があります。

ではなぜさわやかは静岡にしか出店しないのでしょうか?

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①競合店の数

最も大きな要因は競合店の少なさにあるでしょう。
関東圏はたしかに人口が多いため多くの売上が見込め一方、それは競合他社も同じ。
個人事業主のみならず、びっくりドンキーやガストといった全国チェーン店も多く出店しています。

このような激戦区に出店することは、商圏内の顧客を競合と取り合うことを意味するため
かえって店舗売上高が低下する可能性もあります。

②希少性によるニーズ持続

2つ目にあるのは希少性による商品価値の向上です。

静岡県にのみ出店しているさわやかは、ある意味観光要素の1つとなっています。
待ち時間があっても食べたいと思わせる美味しさは大前提ではあるものの
全国展開せず静岡県内の店舗に限定することで希少性が高まり
商品自体の価値も一定高まっている点が大きいように思えます。

③自社工場の準備

最後は自社工場に関して。

さわやかは牛100%のげんこつハンバーグが人気メニューとなっており
その加工は全て自社工場で行っています。

食べたことがある方はわかるかと思いますが、基本的にはレアで食べることをウリにしています。
レアは美味しいですが一方で衛生面の管理もとても重要になります。
さわやかは自社工場で加工した商品を当日中に各店へ輸送提供しているとのこと。
のであれば静岡にある自社工場の輸送距離である静岡県内に集中して出店した運送コストも良いでしょう。


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まだ1回しか食べたこと無いさわやか。
並ぶのは嫌ですが…でもまた行きたいですね。