marie.メモ

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順序の戦略

本日ピックアップのニュースはこちら。

www.ryutsuu.biz

ゴンチャジャパン、新CEOに原田氏就任という記事です。
原田氏といえば、マクドナルドのV字回復を担った人物として有名ですよね。

www.sankei.com


原田氏の述べている「順序」の経営は
非常に勉強にさせていただいています。

https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E7%B5%8C%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E7%B5%8C%E5%96%B6%E6%95%99%E5%AE%A4-%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%82%92%E6%B1%BA%E3%82%81%E3%82%8B%E3%80%8C%E9%A0%86%E5%BA%8F%E3%80%8D%E3%81%AE%E7%B5%8C%E5%96%B6-%E5%8E%9F%E7%94%B0%E6%B3%B3%E5%B9%B8/dp/4822274195


マクドナルドの場合
①受け入れる箱である店舗の質を高め
②来店数を増やす価格訴求やキャンペーンを実施し顧客の定着
③その後客単価をあげるアメリカンシリーズを導入した
というのは有名な話です。

このように「順序」を大切にする戦略だては
飲食業に限らず様々な事例で述べることができるでしょう。

例えば、HPのリニュアールを行った上でリスティング広告をかけることや
接客業のスキル向上の上で広告宣伝費をあつくすることなど。

これらも順序を大切にしている話といえます。
もっというと「受け皿を整えた上で、新規顧客獲得に投資する。その後客単価を上げる施策を行う」という点で共通するものです。

ではなぜ受け皿を整えた上で新規顧客獲得に投資する、という順序が好ましいのでしょうか?

①1:5の法則

有名な話ですが、新規顧客に販売するコストは既存顧客に販売するコストの5倍かかると言われる1:5の法則があります。
せっかく高い費用をかけ獲得した新規顧客が
受け入れ体制が整っていないとみすみす逃してしまうという事態が起こってしまいます。

②一度失った信頼を取り戻すのは難しい

ビジネスに限らず言えることですが
一度「店内汚い」だとか「操作しにくい」といったマイナスイメージを払拭するのは中々難しいでしょう。
なぜならばイメージを払拭するには再接触する必要があるからです。
とはいえマイナスイメージがあるならばそもそも再接触するのも拒まれるでしょう。

そのためせっかく投資をして獲得した新規顧客を仮に逃した場合、その獲得はさらに困難といえるでしょう。
(難しい場合がほとんどでしょう。)

以上の理由から
まず受け入れ体制を整えた上、新規顧客のために投資するほうが
好ましい順序であるといえるでしょう。