marie.メモ

日々の出来事・考えを整理するためのブログです。

無人店舗はなぜ広まらないのか

無人店舗の実証実験は多くのところで行われています。
最初話題になったのはAmazon goですね。(2018年1月)

以降多くの実証実験が世界各地で行われていますか
中々導入にいたっていないですね。

www.ryutsuu.biz


原因としては
「設備投資がかかりすぎる」
が最も大きいと思います。

設備投資

設備投資がとにかくかかるということ、これが最大の普及できない要因です。
Amazon goの設備投資は1億円以上かかったということで
多店舗展開を考えるにはあまりにも非現実的。

無人店舗は基本的には人件費を削減したい
買回り品を販売している業態が検討するはずです。
というのもブランド品などは接客含めての商品価値と見られるため、
接客をなくすといったことは考えられないからです。

となると客単価の低い商品で無人店舗を導入するには
設備投資がかかりすぎるのは、より大きな障壁となるはずです。

そのため、導入コスト低下は無人店舗の拡大にあたり最大論点となります。
ではなぜ導入コストは低下しないでしょうか?

個人的には「精度が100%でなくてはならないから」だと考えます。

精度が100%でなくてはならない

決済技術の精度は当たり前ですが100%でなくてはなりません。
売上をつくる根幹の技術だからです。

そのため7,80%から運用をしていく中で精度を高めていく
というステップを踏むことができない以上
販売する前から、技術力を高める必要があります。

ですが技術力を高めるには投資が必要である一方
先行投資が高まるほど、販売価格も高まってしまう…という、からくりがあるのでは?思っています。

だからこそ先行投資を確実に回収するためには
どこよりも早く、「高い精度で」「これなら払えるという販売価格」で
技術を提供できるかどうかにかかってくるでしょう。
1度普及すれば先行投資の回収が完了次第価格はどんどん下がっていくため、他の追随を許さない価格をもって
参入障壁を築くことができるからです。


ーーーーーーーーー


Amazongo 以外にもZippinなど多くのスタートアップが参入してきている
無人店舗技術。どこが勝ち切るのか見守りたいと思います。