marie.メモ

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大戸屋の営業利益が赤字に

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大戸屋がニュースになっていました。
記事には人気メニューの改変がうまくいかなかったことが述べられていましたが
根本的な客足減少には「コスパの良さで選ばれていた」ということが背景のように感じます。

やっぱりしんどい「コスパ」市場

私もですが大戸屋に関しては優しい味とほどよい価格帯ということで
学生の頃大変お世話になっていました。

コスパの良さが売りの場合、お客様は通常の顧客よりも価格弾力性が高いと考えられます。

費用の比較を調べてみると、
定食メニュー12品目を10~70円値上げの値上げが起こっていたようです。

メインの料理が700~1000円前後と考えたときに
この値上が根本的な要因のように思えます。

値上をするには?

とはいえ人件費や原材料の高騰、大戸屋のようにタッチパネルなどの設備投資がかさむ場合
値上やむなしのことはあるかと思います。
ではどのように値上を行えばよろしいでしょうか?
考え方としては
①必要不可欠な値上であること
②何かしらの価値を上乗せすること
いずれかを行うことで「値上するのは仕方がない」と消費者に思わせる必要があります。

①必要不可欠な値上

まず1つに値上はやむなしだということをきちんと発信することにあります。
これはもはやネタにはなりますが、ガリガリくんのCMだとは有名かなと。

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同意を買うような発信の仕方はうまい印象がありますね。
とはいえ中々できる手法でもないかなと。

②価値の上乗せ

そのため、②が主流になると思います。
例えば牛丼。価格競争で一時期200円台まで値下げしていた牛丼ですが
例えば松屋「プレミアム牛丼」など、今までよりも質を高めた上で値上を行っています。

これは品質の話ですが、例えば内装にこだわるだとかも価値の上乗せに繋がります。

このように値上に値する価値提供ができるかが
価格弾力性の高い商材が値上に踏み切るポイントかと思います。


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価格のレバーは数あるレバーの中でも大きな影響を持つことが多いです。
値上は慎重に、値下げは大胆に。効果がでるレバーのさじ加減は積極的に学べるよう意識的に見ていきたいです。