marie.メモ

日々の出来事・考えを整理するためのブログです。

導入期のユーザー獲得方法

プロダクト・ライフサイクルと呼ばれる
商品・サービスが誕生から衰退するまでどのような変遷をたどるのかを4つの期で表す
考え方があります。

商品・サービスが誕生する「導入期」。
導入期をつきぬけるためには「アーリーアダプター」と呼ばれる新商品に感度の高い層の心をつかむ必要があります。

受け入れられるかどうかに関しては
既存サービスとは異なる差別化要素があることはもちろん重要ではありますが
アーリーアダプターを夢中にさせるようしかけていく必要もあります。

①PR活動

1つめの純粋なPR活動になります。
お金をかければCMなど広告を打つことも可能ですが、初期段階ではお金を容易するのは困難。

AirbnbもPR活動を強めることで初期利用者を獲得しましたがその方法がユニーク。
民宿利用のニーズが高まるイベント開催時に
その出席者にサービス内容が伝わるよう、イベント関連のブロガーに記事投稿を依頼し、
集積社の認知度を高め初期利用者を集めたようです。

サンフランシスコ市内でデザインカンファレンスが開催された際に、市内のホテルがソールドアウト状態に目をつけたファウンダーの3人が、一緒に住んでいたアパートの家賃を稼ぐために3つのエアベッドを貸し出したのがきっかけ。

そのデザインカンファレンスの来場者に知ってもらうために、デザイン関連のブログにかたっぱしからメールを出し、記事にしてもらった。直後に最初の宿泊者を獲得。まだ具体的なサービスができていない状態であったが、その時のアイディアをその後AirbedandBreakfastというサービスに進化させ、カンファレンス参加者たちをターゲットとして広がっていった。

②完全口コミ+超限定性

2つ目が口コミによる利用者向上になります。
特に初期に関しては「口コミをしたくなる」という設計が重要です。

Facebookは1サークルのメンバー内を中心に
まず大学内での口コミによる広まり+入会によって、ロイヤリティを高めました。

初期のFacebookザッカーバーグの通っていたスタンフォード大学の学生向けのサービスとして開始した。初期の頃はThe Phoenixと呼ばれるサークル内を中心に、ファウンダー達のクラスメイトや友人がユーザーとなり広がっていった。

2004年の2月のリリースから1ヶ月以内で、ハーバード学生の約半分が利用を開始し、その後スタンフォードやコロンビア、イェールといった大学にも広がっていった。

③営業

地道な作業ではありますが、いわゆる電話や対面などの営業活動になります。
大手も実は地道な営業から大きくなっていることがほとんどです。

いまや巨大企業となっているAlibabaも元は電話営業など
コテコテの営業で利用者を増やしていったようです。

ネットがビジネスに使われ始め、Eコマース黎明期の時代に、ジャック・マーが大学の友人と共にオンラインマーケットプレイスを作るべく始めたのが、Alibabaである。彼らは片っ端から店舗ユーザーに電話営業を行った。初期の頃は、店舗側が直接メーカーに訪問をしてからアカウント作成をしていた。その際には、Alibabaのスタッフがプラットフォーム上に商品の掲載する方法を教えていた。

どれも地道な作業

話をみてみると、どれも地道な作業であるものの
その地道な作業でいかに他社よりも頭一つぬけるのかが重要のように思えます。

初期段階では特に情報に敏感でかつ良いものは伝えたいというアーリーアダプターの心を掴む必要があります。
それにはサービス自体のおもしろさはもちろん、それ自体を広めたいと思ってもらうようなしかけが必要でしょう。



参照:
https://blog.btrax.com/jp/first-users/?fbclid=IwAR11qRtcgc41MSO_vXBZUQnQvqzM77mXb05dL4TRog94Pi_qBsbURaRqDXk