雑誌媒体の魅力
今日女性雑誌をビジネス視点でみる、的なイベントにいってきました。
こういうイベントにはあまりいってなかったのですが
考え方の幅を広げるという点でよかったなと。
そして、次のステップとしては「それはホントなのか?」という視点で物事みれるようにしていきたいです。
ひとまず今回のイベントに、マクロ・ミクロの観点でまとめられればと。
【マクロ視点】正解の提案
マクロ、というのは雑誌に限らずという意味ですが
「消費者は正解の提案を求めているのでは?」というもの。
SNSを活用することで消費者は、より発信しやすい環境になると同時に膨大な情報に追われるようになりました。
いつしかその情報はキャパを超えてしまったため、情報の消化不良が起こっている。
だからこそ消費者はより「正解」を媒体に求めるようになっている。
これ、最近まさしくな行動を自分自身とっていたと思いびっくりしました。
ーーー【小話】ーーー
化粧品を買おうと思った際に
①@cosmeで情報収集
商品を1つずつみようと思いつつ、口コミをみつつも
めんどうになってランキングNo.1のみ確認。
ただ口コミも結果賛否両論があって決められず。
②Youtuber動画で確認
続いてYoutuberのコスメ動画を見る。
おすすめのものを使用感含めて提案してくれるので、おすすめされた化粧品を実際に店舗を購入。
ーーー【小話・完】ーーー
①では、私は情報を完全に処理できていませんでした。
結局どれが自分にあうかがわからず、コメントも取捨選択できず。
②では、はっきりと「○○な人には△がおすすめ。理由は~で、使用感はーです。」
という単純明快な内容を動画でできたため、すごく安心して買えた印象がありました。
もちろん自分で正解を導く人もいるとは思いますが
大多数は情報の多さに疲れているはずです。
だとすると、これからは正解の提案をどのようにしていくのか。
それはHow to的な要素ももちろんですが
思想なども提案するようになるのではないかなぁと思いました。
これは雑誌に限った話ではないはず。
【ミクロ視点】雑誌のメリット・デメリットをどう施策に落とし込むのか
次は雑誌にまつわる話として、いくつかったのですが
中でもパッケージの特性上がはらむメリット・デメリットをどのように捉えていくかという話。
雑誌は1冊の本としてのパッケージのため
【メリット】
・飛ばし読みが可能
・個々のコンテンツではなく、「1冊」のコンテンツとして内容・雰囲気など評価される
・同カテゴリの情報だけでなく、別カテゴリのちょっと異分子的な情報も入れることができる【デメリット】
・(Web媒体と比べ)リアルタイムの情報を提供できない
・細かい効果検証が難しいため、コンテンツの評価はより人の肌感覚になってしまう
雑誌はWebと違い、1冊のものとして提供されるため
1冊トータルのバランスが重要になります。
Webの場合ぶつ切りになるため、各コンテンツで戦えなければならない。
そのため、一見「ムダ」とも思えるようなコンテンツも息抜きと必要であるがそれは編集者のさじ加減であるのに加え
Webと比較するとどういう順で読んでいるのか、どこで離脱しているのかなど数値として効果検証をすることができません。
(もちろん、販売部数という意味で効果検証できますが、あくまで1冊全体としての評価になるため)
だからこそ、より編集者の技量が問われるとのこと。(何がうけた/うけていないかを判断し、次回以降の雑誌に落とし込むのは編集者の腕の見せ所)
企業としても、運用型広告のような細かくセグメントをわけて運用できる広告のほうが活用しやすいですし…。
とはいえ、雑誌ならではの1冊が醸し出す雰囲気や
なによりメインコンテンツではない新しい発見(他カテゴリの情報)を手に入れることができる点がある限り
雑誌だからこそ提供できる価値がありそうです。
このことは雑誌に限ったことではなく
Webはどんどん同カテゴリの情報を高確率で出せるような動きが増えていますが(レコメンド機能など)
ほどよい「異分子」をどのように混ぜられるかがポイントともいえそうです。
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どの話にも共通して感じたことですが、顧客の購買行動・環境はどんどん変わってきており
その変化によって、商品やサービスはもちろん、その売り方・見せ方は変えていく必要がある。
それに対応できなければ取り残され、対応できれば長く愛される(買われる)。
このことに尽きるのだなと思いました。
だからこそビジネスに関わる身として、変化に敏感でなければならないし
より一層顧客視点が重要になってくるのではと感じました。
学んだ視点でまた周りのものを見直し、ブログにしていきたいです。