marie.メモ

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超過疎地域への出店はするべき?

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コンビニといえば高頻度での搬入が必要なため
通常ドミナント戦略をすることで効率化していきます。
そう考えるとセイコーマートの超過疎地域への出店はイレギュラーではあります。ではなぜうまくいったのでしょうか?

ポイントは大きく2点あると思います。

費用を限りなく抑える

売上が都心部よりも見込めない可能性があるため
費用をより抑える必要があります。

固定費でいうと地代などは極力抑える必要があります。

また郵送費など変動費もかかりますが
いくらかかるとはいえ、既存店舗の道中にあるなど最低限の効率性は考慮する必要があるかと思います。

労働力の担保

人が少なければその分働き手も少ないです。
その点をどのように担保できるかが重要となります。

言うは易し行うは難し

以上の要件は当たり前といえば当たり前のこと。
過疎地域への出店は他エリアよりも、地域との連携が必要不可欠といえます。

セイコーマートの件では
市町村側からの要望ということもありかなり協力体制があったとのこと。
・村所有の土地を年間3万円での貸し出し
・既存物流ルートの応用が可能
・村役場協力のバイト募集チラシを配布
など、①村側の協力体制②最低限の出店条件(商圏、物流ルート)が重なったからこそ、(+③社会的意義)うまくいっている事例なのではないかと思います。

とはいえ小売店舗にとって出店戦略は非常に重要な要素なので
慎重に考えるべきところだとも思います。