市場の全体最適①
本日はこちら。
www.nikkei.com
生鮮業界における物流のしくみに関する記事です。
通常生産者から最終消費者に商品がいくまで、複数の卸業者や物流業者を介します。
ただ近年の人件費高騰により、物流コストが増加傾向にあります。
そこで「やさいバス」がバス停まで生鮮食品を提供し、
消費者(この場合個人事業主)がバス停まで購入しに向かうことで
物流コストを下げ、原価を下げる。
色々面白いポイントはありましたが
この話の本質は、市場の全体最適化の話だと個人的におもっています。
市場の全体最適化
やさいバスのコストが下がる原理としては
①利用者が一部コストを負担し(例:野菜供給所まで取りに行く)
②目的を共通化することで(例:野菜供給所に新鮮野菜を運んでもらう)
③コストを分散し、1人あたりのコストを下げる(例:1事業主あたりの物流コストの低下)
という手順を追っており、結果市場全体の物流コストが最適化されています。
(本記事ではこのことを”市場の全体最適”と定義します)
この話、業界は違いますがUber Express Poolも同じ原理だと思っています。
Uber Poolは、1人もしくは1グループで1台を占有する通常のUber Xの半額近い料金で利用できるかわりに、最大3人までが乗り合わせる可能性があるサービスです。
参照:
https://tarosite.net/how-uber-express-pool-works-4e7189889baf
①乗車ポイントまで1,2ブロックほど歩き
②同じ目的者と相乗りすることで
③1人あたりの利用料金を下げる/時間短縮
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個人的には市場の全体最適は進められると良いなと思った一方
現実的には難しいとも思っています。
次回記事でそちらまとめます。