会員制サービス
今日もいい天気です。
さて、今回は会員制サービスについて。
会員制サービスのうち
会員向けリゾート施設を運営する最王手リゾートトラストの売り上げが伸びています。
参照:https://www.resorttrust.co.jp/ir/financial/
リゾートトラストに限らず
会員制リゾート全体が伸びており、18年は3970億円と、02年から倍増し以前のピークだった98年の2600億円を超す勢いです。
参照:
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54023030T00C20A1TJC000/
ではなぜ会員制リゾートが盛り上げりをみせているのでしょうか?
①二極化による富裕層増
現在日本では二極化が進んでおり
富裕層以上の世帯数は127万世帯以上と過去最高と言われています。
こういった会員向けサービスを利用できる所得層の人数が増えていることが根本の要因といえるでしょう。
参照:
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2018/cc/1218_1
②訪日客による利用困難
近年訪日客は増えており
2018年にいたっては3000万人を超す勢いです。
そういった場合、お金を払ってでも予約をとりたい、あるいは外人がいない施設でのんびりしたい層は
一定数ニーズとして存在するでしょう。
今後も会員制サービスの利用は増える
今回は会員制リゾートに関しまとめたものの
基本的には会員制サービスは今後も伸びると思っています。
理由としては
「会員特典のメリットが差別化要素となりうる」
と思っているからです。
今回でいう会員特典のメリットは何よりも「利用したいときに利用できる」ということです。
もちろん会員数が増えればそのメリットはなくなりますが、その場合利用料金を上げればよいだけです。
このメリットは何にも代えがたいものであり、大きな差別化要素となるでしょう。
一般大衆向けであるコストコも会員制サービスですが
これも会員ゆえの「コスパの良さ」というメリットを享受できる点が大きいでしょう。
一方でこのメリットが明確でないと会員制サービスはうまくいかないでしょう。
大塚家具の低迷はこの辺が原因だと思っています。
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ということで今後も見ていきたいと思います。