それでもファミリー層を狙っていく理由
本日はこちら
www.nikkei.com
マックがファミリー層呼び戻し
業績を伸ばしているという記事です。
一方下記は串カツ田中の記事です。
www.itmedia.co.jp
居酒屋ながら「完全禁煙」にすることで心配されていた串カツ田中ですが
今までこなかったファミリー層向け商品・サービスを充実させることで客数が伸び売上が伸びているようです。
一方でマックと違うのはファミリー層の来店=客単価の向上ではないこと。
というのも外食業の中でも居酒屋はアルコールの売上が大きいため、お酒を飲まない子供の客単価は大人よりも低くなります。
こうなるとマックに比べファミリー層を狙う旨味が少ないようにも思えます。
それでも串カツ田中がファミリー層の獲得を目指すのはなぜでしょうか?
大前提:喫煙者の穴を埋める必要がある。
高まる禁煙の風潮に伴い、完全禁煙化を行うことで
居酒屋として致命的ともいえる”サラリーマン”の来店は確実に落ちます。
(兄が喫煙者ですが、喫煙有無は店選びの前提になります)
そのインパクトが大きいゆえにそこまで踏み切れる居酒屋業態も少ないのですが
串カツ田中としてはコアユーザーの穴を埋める必要があります。
そのためのターゲットとして白羽の矢が立ったのがファミリー層といえるでしょう。
ではなぜファミリー層なのでしょうか?
①再来要因となる
1つに子供が気にいると再来要因となるのではないかという考えです。
顧客定着を図りたい飲食業として、子供は再来要因の大きな1つと考えられます。
子をもつ親ではないですが、行きたい~と言われたら行くんじゃないでしょうか…ね?
②ピーク時間の客足分散
居酒屋の特性上夜の集客がメインですが
はやい時間への訴求キャンペーンを行うことで、ファミリー層の来店時間をはやめ
ピーク時間の客足分散させることができるのではないでしょうか。
どうしても飲食業の場合ピーク時間の客足が集中しがちなので、安くしてでも分散できるほうが好ましいでしょう。
③将来の優良顧客に
①②は短期的な視点となりますが
長期的に考えた場合③将来の優良顧客となりうる可能性がある点は大きいです。
仮に子供が大人になった場合、通常のお店よりも子供時代から馴染みがある場合
将来的にも利用してくれる優良顧客となりうるのではないでしょうか。
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…独身がファミリー層関連記事を書くには少し抵抗感があるのですが。
今後も動向みていければと思います。