marie.メモ

日々の出来事・考えを整理するためのブログです。

私がいきなりステーキの社長なら①

本日はこちら。
www.ryutsuu.biz

数年四半期に2ケタペースで出店していたいきなりステーキですが
状況がさらに悪化しているようです。

いきなりステーキについて

言うまでもないですが、いきなりステーキの提供価値について
簡単に整理します。

メインターゲットは、ちょっと良い肉を手短に食べたい男性たち。
Product:良いお肉をすぐ食べることができる。(立ち食い形式による提供時間の短縮。)
Price:コスパが良い
Place:特になし
Promotion:会員カード(肉マイレージ)によるリピート客向上

つまり良いお肉を手短に、コスパよく提供することがいきなりステーキの提供価値となります。

ではなぜ業績が悪化しているのでしょうか?
個人的には、需要以上の供給に伴う提供価値の低下が原因だと思います。

①急激な出店数増加

諸悪の根源はやはりこれだと思います。
いきなりステーキは2013年創業以降出店拡大を続け、2017年以降は3ヶ月ごとに2ケタずつ出店するという
急激な出店をすすめました。

需要以上の供給をすすめたため
既存店舗どうしの顧客取り合いが起こってしまい、既存店売上が低下したものと考えられます。

②商品

次は商品に関してです。
冒頭述べたようにいきなりステーキの提供価値は「良いお肉を手短に食べられる」ことにあります。

ikinaristeak.com

若干迷走ぶりも伺えますが
肉を求めている層に対し「牡蠣食べ放題」といった新商品を提供しております。
(こちら提供店舗も閉店対象店舗とのこと)

追加注文によるアップセルは検討するべき事項ですが
あまりにも提供価値と離れている商品展開は得策とは言えないでしょう。

③人材確保

最後は人材確保です。

いきなりステーキは、基本的には焼くのみいうことで
非常にシンプルなオペレーションです。
そのため教育コストは他飲食業と比べ高くはないものの、
量り売りをするため希望量を適切に切り取る技術は必要になります。(店舗での手作業切り分けのため)
加えて昨今の人材難。

急激な出店増加に伴う人材確保が追いつかず
店内の雰囲気作りや即時提供など、サービスの質が担保できなかったのではないでしょうか?


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次回つづきです。