実店舗の役割
近年ECサイトの台頭により
実店舗をどのような立ち位置にするべきなのか
様々な議論がでているのはすでに述べています。
ショールーム型
商品の試着や採寸を見れるだけで
購入はEC経由というショールーム型が1つ考えられます。
ファブリック東京に先日ふらっと立ち寄ってみましたが
実際行ってみるとスッキリとした内装で
生地のレパートリーと1着のみスーツが置いてあり、非常にシンプルなつくりになっていました。
オーダースーツの採寸のみに特化することで
・在庫管理の負担をなくす
・人件費の削減
・顧客情報の取得
・認知力向上
以上4点がメリットとして挙げられます。
とはいえ実際行ってみると、平日よるに3名のスタッフが待機しており(かつ接客対応は0)
人件費は本当に効率的なのか?と少し懐疑的ではあります。
(たまたまタイミングが悪かっただけかもしれませんが)
圧倒的顧客体験
ECサイトでは感じることができない「実体験」にフォーカスしている店舗があります。
新宿東口にLUSHの旗艦店が新規オープンしました。
LUSHはもともと小さい店舗でも必ずバスタブを設置し
きちんと体験できる良さがあったのですが
今までの店舗以上にバスタブが多く設置され、いたるところで接客対応が試供してくれるような店内となっています。
内装は非常にポップで
今までECでの販売のみだった化粧品も多く扱っています。(アジアで一番大きい店舗とのこと)
あとはプロジェクションマッピングを使った商品紹介など。
とはいえ何より接客のクオリティが良かったなと。
商品説明はもちろん、ある程度集まると
商品だなからとった商品を目の前で使用し、実演販売を行います。
LUSHの場合、色味や効能はもちろん、香りもあるため
実体験することがより重要といえます。
倉庫
中国都市部で店舗を増やしている生鮮スーパー「盒馬鮮生」(Hema Fresh)は
実店舗と機能しますが、ネットスーパーの倉庫としての機能も果たしています。
実店舗は販売チャネルの最大要因として働いていましたが
ECが発展することで、販売チャネルの相互補完的な役割を果たすようになってきているのでしょう。
注目していきたいです。