marie.メモ

日々の出来事・考えを整理するためのブログです。

お昼ごはんの販売チャネル

今日のお昼ごはんはそばでした。
ということでお昼ご飯について考えていければと思います。
お弁当は一昔前に比べると
コンビニ食の充実やIT化によるサービス充実など、色々な手段を選べるようになりました。

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その中でも直近話題になった「自販機」でのお弁当販売は
面白い販売チャネルだと思います。

お弁当選びの分類

お弁当選びの段階ですが
大きく分けて4つあると思います。
それは
①手間をかけるかどうか(赤線:手間をかけるお弁当、その他外食)
②時間をかけるかどうか(赤線:時間をとる外出、その他外出しない)
③お金をかけるかどうか(赤線:1000円前後、ピンク線:500円前後)
④競合比較をするかどうか(赤線:比較検討の多いレッドオーシャン、ピンク線:店舗内での商品比較、青線:競合比較の無いブルーオーシャン

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中でも自販機での販売は
④競合比較を避けられる点で、やりようによっては有効なチャネルになりえると個人的には考えています。

比較検討の無い理想的な販売環境

我々消費者支店でいうと、①②③は皆さん自然に考えてお昼を選んでいるように思えます。

一方供給側からの視点でみてみると④も重要な要素といえます。
外出するにせよしないにせよ、一般的には競合比較は避けては通れません。

逆にいうと、そもそも比較検討させない環境を築くことができれば供給者側からすると、理想的な販売環境といえます。

宅配弁当は複数の業者から選んで注文する場合もありますが
例えば1社のみしか利用していない場合、独占的な環境をつくることができます。

自販機は独占状態をつくることができる貴重な販売チャネル

自販機の場合も基本的には1社の商品のみで商品棚が構成されます。
今回の松屋に関しても「松屋商品のみ」の提供となります。
購入する場で競合商品を検討させない販売チャネルは非常に強く、まさに独占状態を強制的につくることができます。

かつ、お昼ごはんで消費者が気にするであろう①手間暇(作る手間・購入する手間)や②コスト
どちらも満たしています。

つまり消費者にとって理想的な環境+独占的な環境を生み出すことができるという点で
「自販機」×「お弁当」は非常に相性のよい組み合わせのように思えます。

問題は調達コスト・廃棄コスト

有効的な販売チャネルである「自販機販売」。
とはいえ調達コスト・廃棄コストは検討の余地が大いにあるでしょう。

自販機で一般的に売られている飲物は賞味期限が長く、廃棄コストがほぼかかりません。
一方昼食といった生鮮食品・加工物は賞味期限が短いです。
この点は十分留意する必要があるといえます。

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とはいえ自販機×お昼ごはんは相性のよい組み合わせのように思えるので、広まってほしいなと個人的には思っています。
現在はグリー社内のみの販売とのことで、機会があれば購入してみたいですね。