marie.メモ

日々の出来事・考えを整理するためのブログです。

スーパーの非計画購買を促す施策

おはようございます!marieです。

最近辛いものにはまっています。
そのため、スーパーなどに買い物にいった際「激辛」という表記をみるとついつい買ってしまうこともしばしば…

スーパーにおける、計画購買と非計画購買

スーパーには日常的にいくのですが
来店前から買おうと決めていたものや、突発的にその場で購入することがあります。

そもそも、定義の違いとしては来店前から購買を計画していたかどうか(参照

実店舗での非計画購買は約80%だといわれています。

非計画購買を促すことで、顧客単価をあげる

売上=客数×客単価
できまるため、各店舗は非計画購買を促し、顧客単価をあげようとします。
その方法としては大きく3つあります。

  1. 取り扱う商品単価をあげる

まず、商品自体の単価をあげることが考えられます。
成城石井などが好例です。

  1. セット販売

例えば、玉ねぎを格安にし、その周りでニンジンやじゃがいも、カレールーを設置し
「カレーセット」のような形でまとめ買いを促す方法があります。

ちなみにこないだは、格安ピーマンを軸に青椒肉絲セットが販売されていました。(笑)

  1. 複数購入で割引

同一商品を複数購入すると割引、あるいはお肉パック3パックで1000円など。
アパレルだと3足1000円などよく行われます。

  1. 実演販売

メーカー側が認知拡大や売り上げ増加を目的に、実演販売を行っていることがあります。
スーパー側にとっても、非計画購買を促し、客単価をあげる施策となります。

利益率との兼ね合い

顧客単価をあげるために施策はいくつか考えられます。
しかし、割引や人件費のかかる実演販売(メーカー側の負担ではあります)は利益率が高く、薄利になってしまいます。

スーパーが設置する「店頭サイネージ」

そこで行われたのが「店頭サイネージ」
いわゆる店舗内に映像で購買を促すものです。

伊藤忠食品/交通広告、動画サイトと連動した店内販促「E-POP」(2018.06.22)|流通ニュース

店頭サイネージは前からも行われていましたが、
スーパー側が設置する、という点で新しいです。

そのことのメリットはスーパーである小売・メーカー・消費者それぞれにあります。

小売:非計画購買を促す。利用料として、商品販売以外の収入源ができる。
メーカー:映像を渡すだけで宣伝になるため、人件費を削減できる。TVCMよりも購買フェーズに近いため、離脱者が少ない。
消費者:前よりも大きい画面で、多様な商品提示をうけることができる。

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実演販売ならでは集客力はもちろんありますが
新商品のような認知がないものではなく、既存商品の販売促進のためには店頭サイネージは有効な手段のようにおもえます。

それではまた