marie.メモ

日々の出来事・考えを整理するためのブログです。

大手小売りが始めたECサイト

おはようございます。marieです。
梅雨が始まりましたね。ちょっともやっとした気分です。

格安からの値上げ

低コスト、低マージン経営はその後、高コスト、高マージン経営へと移行する”格上げ”を行うという
風に言われています。
(その循環を小売りの輪といいます)

世界最大級の小売り企業、ウォルマートは低価格を売りに一気に店舗を拡大していきました。
そのウォルマートも格上げを行いました。

www.nikkei.com

このサービス、通常の格上げ行為とは異なった点があり
うまくいく可能性があるのではないかと思います。

チャネルを明確に分けている

今までのウォルマートは実店舗がメインの行いでした。
しかし、このサービスはECがメインとなっています。

このように、ターゲットによってチャネルを明確にわけることで
既存サービスとの違いを明確化ができ、既存顧客の離反を防ぐことができます。

探索コストを削減

買い物をする際、探索コストがかかります。
ECサイトにおいても、ある程度ブランドや購入したい商品が決まっている場合を除く
実店舗と同様な探索コストはかかります。

しかし、本サービスはチャット形式で希望を伝えると
それに合わせて推奨商品をいくつでも提示してくれます。

このことで、ECサイトで山のようにある候補の中から自分の好みに近いものだけで検討することができます。

品揃えのない商品にも対応

また、提示する商品は取り扱いのない商品でも対応するとのことです。
このことで、希望するならばすべての商品をウォルマートを通じて手に入れることができます。

これはAmazonなど大手ECサイトにもない強みです。

サービスの鍵となるのは「レコメンド」のクォリティ

おおむね賛成ではありますが、唯一気になる点としてはレコメンドのクオリティです。
相手の希望をくみ取り、適切に商品候補を提示することができて、初めてこのサービスの価値が高まります。

現状AIや実際に人がチャットで対応することで、商品をレコメンドしていくとのことですが
そのクオリティによって使える・使えないサービスの烙印がおされるようにも思えます。


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とはいえ、明確に既存サービスとの違いを明確に
格上げを行っている点はとても面白いように思えました。

それではまた