宅配便の今後
ECサイトが発達する昨今では
流通は社会全体にとっても重要な課題であるといえます。
そもそも宅配便(今回ではC2Cのことを指すこととします)の現状の課題点は
①配送者の人不足②再配達問題の2つにあるかと思っています。
配送者の人不足
人不足の話題は度々取り上げていますが
運送業者においても同じことがいえます。
この課題を解決するために、下記動きがあるかと思います。
個人→個人への配送
大きなものとしてウーバーイーツなどがあります。
企業としても容易しているのはプラットフォームであり、時間のある個人に配送を委ねる形となっています。
ジモティーなども
必ずしもそうとはいえないですが、個人間のやりとりの中で
直接物品のやりとりまで行うケースもあります。
自動配送の動き
もう1つはそもそも人を介さずに配送する流れ。
style.nikkei.com
まだまだ制約があるものの、実証実験などがされつつあります。
Amazonは将来配送センターとなるドローン空母の特許申請中だとかも。
再配達
もう1つ大きな課題として再配達が挙げられます。
再配達は配送コストが2倍かかるだけでなく、再配達期間中在庫コストもかかるため
運送業者にとっては大きな課題となっています。
この再配達問題を解決すべき下記のような文脈があります。
宅配BOXでの受け取り
一番考えつくのが住居に設置されている宅配BOXの活用。
ただし埋まっていたり、そもそも宅配BOXがない住居のほうが多いです。
そういった場合、例えば店舗駐車場等24時間受け取りが可能な場所に設置されてある共有ロッカーの活用が考えられます。
店舗での受け取り
実店舗での受け取りも考えられます。
例えば24時間空いているコンビニでの受け取りや、アパレル等では実店舗で試着した上で購入するといったことも行われています。
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各社課題感に対応するよう施策を打っていますが
人が減っていくことが確実である現状、①人を使わない輸送手段の開拓(例:ドローン)や②顧客が自ら取りに行く実店舗での受け取りなどは今後の肝になるのではないかと個人的に思っています。
実店舗に取りに行くのは一見手間に思えますが、例えばアパレルだとかだと試着しないとわからない点がある中で、リアル店舗とECサイトの掛け合わせは新たな消費行動となりえるのではないかと。
手紙だとかは鳥に運んでもらったりするのは、また夢があっていいかなと思ったり…笑