marie.メモ

日々の出来事・考えを整理するためのブログです。

ネットワーク外部性が継続する要因

ネットワーク外部性とは、同じ製品・サービスを利用する人が増えれば増えるほど
その製品・サービスのメリットが多くなることです。

わかりやすい例が携帯電話。
みんな使っていなければ連絡手段としての価値がないが、みんな使っているなら自分も使ってみようかな~と。

普及してしまえば、同種の製品・サービスとの差別化が明確になるため
とても強いです。

一方でネットワーク外部性は一度顧客が離れると価値が一気に低下するため
取り戻すのが中々難しいです。

例えばSNSで一昔前に流行ったミクシィ
掲示板などでの交流が爆発的に広まり、若者中心に一気にユーザーが増えました。
一方で一度使わなくなりはじめると一気に離脱し、今後サービスとしての価値が取り戻すのは難しいでしょう。
ミクシィの復活というより、モンストなど別サービスをバズらせる方向でミクシィ社はいます。)

ただこれは、ネットワーク外部性でうけられるメリットが必要不可欠なものではありません。
この場合単純に飽きれば使わなくなってしまいます。

ポイントなのは
「みんなやっているから使用する」ことに加え
それがインフラのような立ち位置になれるかどうか
にあると思います。
具体例が下記通り。

LINE

LINEは単純に「連絡手段」として生活に組み込まれており
すでに必要不可欠なものであるといえます。
そのため飽きる・飽きないに限らず基本的には使われ続けるサービスといえるでしょう。

YAMAP

YAMAPは登山客向けのアプリになります。

yamap.com

基本的な機能は、登山記録や交流といった機能ですが
YAMAPの面白さは「YAMAP同士で履歴を保存しあえる」点にあります。

登山で心配なことといえば遭難。
ただ山は電波が通りづらいところも多く、スマホが普及したいまも元の電波が通らないのでは意味がありませんが
YAMAPのアプリが入っているもの同士がすれ違うと
オフラインでも現在地を交換し合うことができ、例えば遭難したとしても、YAMAPですれ違った人ごしに最後の足取りを掴むことができます。

つまり、使う人が増えれば増えるほど
交流できるというメリット以上に”安全性が高まる”ことになり、登山客にとって必要不可欠なものといえます。


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YAMAP使いたさに今日登山にいってきたのでこの話にしましたが
もう身体ボロボロです…