電車の定期券+αで顧客を囲う
こんばんは。marieです。
今日から6月になりました。先月は、あっという間に過ぎていきました。
何を目標に何をし、そしてどうなったのか。きちんと振り返りの時間をこの休日でとりたいなと思います。
とりあえず、今月良い天気で始まったことが嬉しいです。
定期利用
身の回りに定期利用するものがちらほらあるなという印象。
代表的なのが電車の通勤定期ですよね。他にも雑誌の定期購読など。
初期費用が莫大な鉄道はとりわけ、返済のためにも安定的に収益を上げる必要があります。
そのために定期券というのは重要な収入源になります。
なお、雑誌に関しても定期購読は安定的に収益を上げられる点と価格設定が自社で可能である、という点があります。
雑誌の場合、再販制度*1があるため企業はどこでも一定額で販売する必要があります。
ただ、定期利用だと例外的に定価以下の金額での販売が可能となっております。
定期券の利用者増加
定期利用を増やすために、各社新料金プランの提案を行っています。
京王線は定期の区間外も利用できるプランを発表しました。
この取り組みは定期の利用客以上の利益があるように思えます。
- 商圏が広がり、定期外エリアの下車できる駅での購買が見込める
定期外のエリアでも無料下車できるエリアとして
聖蹟桜ヶ丘、京王多摩センターなどを指定しています。
仕事帰りや休日の購買の際、積極的に利用されるように考えられます。
またそれらのエリアには駅直結の商業施設として「京王百貨店」や「京王アートマン」など
京王の系列店が出店しています。
それらの利用も同時に見込めるでしょう。
- 「上る」顧客を「下らせる」
通常、顧客は下って購買するよりも都心に上って購買する、という風に言われています。
そのような人たちを、定期外エリアの指定都市への運賃料無料とすることで
顧客を囲い、積極的に「下らせること」ができるのです。
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安定収入の確保を見込める定期利用に、+αとして顧客を囲おうとするこの戦略は
企業のみならず顧客にとってもwin‐winであるため、
利用拡大につながるのではないかと考えられます。
それではまた
*1:決められた金額でのみ販売が可能。ただし、代理店は返品が可能である。